計画概要

21世紀に広がる基幹的食肉流通施設

東京都中央卸売市場食肉市場は、都民へ新鮮な食肉を安定的に供給する役割を果たすとともに、全国の食肉流通の中心的存在として活動しています。

近年の食肉市場は、食肉流通形態の変化や、衛生確保への社会的要請の増大など、取り巻く環境が大きく変化しています。また、当市場が立地するJR品川駅東口においても大規模な再開発が進展するなど、周辺地域も著しく変化しています。食肉市場北側棟は、こうした時代の要請に対応した、21世紀に広がる食肉流通施設となるものです。

この建物は、物流の流れ、作業の流れ、卸・仲卸の流れ、働く人々の流れなど、様々な流れが複雑に絡み合った施設であり、それぞれの流れを、食品衛生管理に主眼をおいて、効率的に機能するよう計画されています。
5階までの低層部は卸売場・冷蔵庫等の市場機能ゾーン、6階以上の高層部は事務ゾーンとし、階層別に機能が配置されます。また、中間階にピロティが配され、各ゾーンを分けると同時に、建物による周辺への圧迫感を抑えるよう工夫されています。

 また、建物屋上を緑化することにより、都市環境改善や建物の冷暖房負荷低減、建物劣化の抑制が図られます。外観は、オフィスビルが建ち並ぶ周辺都市景観との調和に配慮して、ガラスカーテンウォール、タイル、石等で構成された落ち着いた景観となるよう計画されています。

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